馬場状態を表す言葉のひとつで、『良』と『重』との中間の状態を指す。馬場の状態は水分の含有量によって、『良』『稍重』『重』『不良』の4つに分けられて発表されている。芝、ダートに関わらず馬の能力発揮に重要な意味をもつもので、勝ち馬検討の上では常に注意が必要。「重が下手」という馬はけっこういるが、足先の濡れるのを嫌う馬もいれば、滑る馬場が苦手な馬もいるし、また力の要る脚抜きの悪い馬場を嫌う馬など一様ではない。雨馬場は重、不良などの状態で水が浮いている、または雨が降り続いた時の馬場。渋った馬場といえば稍重から重程度の多少湿っている馬場のこと。またパンパン馬場というのはパンパンに乾いている馬場ということで、速い時計のでる良馬場のことである。