レースに出る馬は発走の70分前(特定競走は90分前)までに装鞍所に入らなければならない(施行規定101条)ことになっている。装鞍所では馬体重の計量、出走する馬に違いないかどうかを確かめる個体鑑別、健康検査(禁止薬物の影響下にあるかどうかの検査を含む)、蹄鉄の検査などが行われ、その後、あらかじめ騎手が持って検量された鞍を装着する。そして、ひとつ前のレースの発走時刻になると下見所に曳き出される。装鞍所では水や飼料など一切与えることが出来ない。また、装鞍所には競馬監督官、競馬会の職員、その競馬に関係する調教師、騎手、厩務員以外は開催委員長の許可がなければ出入りできない。